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ヴァーナー・パントン / パントンチェア

フリッツ・ハンセン、ルイス・ポールセン、トーネット、ハーマンミラー、そしてヴィトラで数多くのデザインを残し、現在も生産を続けられているものも多い。

リートフェルトのジグザグチェアのリデザインと位置づけられるパントンチェア。その流れるような美しいフォルムの原型は、コペンハーゲン王立美術アカデミーでの級友だったポール・ケアホルムも当時同様のデザインを試みるなど、多くのデザイナーが実現を夢見た究極のフォルムです。

1959年、ヴェルナー・パントンはポリステロン製の試作品を作り製造元を探しますが、なかなか協力を得ることができずにいました。1963年、vitra社の創設者ヴィリー・フェールバウム氏と出会い研究を開始。1967年、FRP素材によるファーストモデルを発表しました。その後、ポリスチレンやポリウレタンなど素材を変えながら改良を重ね、一時期廃盤となりながらも、1999年、環境に配慮し、リサイクル性に優れたポリプロピレン製に変更し現在に至ります。

単一素材を射出成形した、世界初の一体型チェアとして歴史に名を刻むVerner Panton(ヴェルナー・パントン)のパントンチェア。

1957年よりハーマンミラー社のライセンス生産をしていたvitra社が、初めて自社開発で製品化した、記念すべき第一号作品でもあります。

機能プラスアルファを備えたポップで表現力豊かな椅子が、次々に出現した60年代。先陣を切ったパントンチェアは、構造も製法も革新的だった。脚部、座面、背もたれが一体で、しかも単一のパーツでできている。こんな椅子は史上初。ただし量産は難しく、ようやく製品化がかなったのは67年。プラスチックの材質が何度か変更されて、99年からはポリプロピレン製が主流に。オリジナルに近いFRP製のタイプも少量生産されている。

1926年デンマーク生まれ。コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を専攻した後、当時の北欧のトップであったアルネ・ヤコブセンの建築事務所で働く。55 年には若干29歳で建築デザイン事務所を設立。57年には20世紀の名建築家のひとつ「カードボードハウス」を設計。スイスに移住後は国にとらわれない幅広い活躍をはじめる。

人体に沿う三次元の曲線を実現するFRP素材の開発と加工技術により誕生した、 Pantonらしい未来的なフォルムのカンティレバーチェアは、20世紀デザインのアイコンともいえる歴史的価値があります。

1967年のファーストモデルを発表以来、時代に合わせて素材や配合を変えながら、今なお進化を続け、パントンクラシック、パントンジュニア、ミニチュアパントンなど様々なバリエーション展開で、ファンを魅了し続けています。

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