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テントテンとは

「声をカタチに、彩りをオフィスに。」

する会社です。

 

 

彼女は入社してから全てがうまく行っていませんでした。
提案をして決まったと思ったら、他社に決まる。
提案をして決まったと思ったら、夜逃げをされる。
こんなことが数ヶ月間続き、彼女は自信を失い、
会社を辞めたいと漏らすようになりました。

そんな時、アポイントをいただいた方がいました。
ただそれまでの経緯から彼女は上司を連れて行くのを遠慮してしまい、
隣にヒマそうにしていた先輩の西井を連れて行く事になりました。
お会いしたお客様はモバイルのゲームを手がける会社の取締役でした。
初めてお会いしたときからとても優しくその中にも厳しさがある、
とてもすばらしい担当者でした。

それから彼女はこのプロジェクトを是非とも自分でやりたいと社内を駆け回り、
提案に向けた準備をしていきました。
ただ一度も手がけたことがない者の提案なので、
あっちにぶつかりこっちにぶつかりながらの提案準備になりました。

実は彼女には内緒で先方の取締役にメールをいたしました。

「実は彼女にとってになったら初めての案件です。
初めてのお客さまとはこれから一生彼女の中に生き続けるので、
無理でお願いであることは承知しておりますが、
是非とも彼女にお任せいただけないでしょうか?

初めてのお客様をあなたにしたいのです。
もちろん私も自分の案件以上にフォローいたしますし、
ご迷惑やご心配に感じる事があれば私宛にお申し付けください。」

その夜、その方から返信が届きました。

「もちろん会社と会社の取引になりますが、
私は彼女にこのプロジェクトを託す気持ちでいます。
そのつもりで最後まで何卒お付き合いの程、
宜しくお願いいたします。」

そのメールが来た後も彼女を叱咤激励し続けました。

「資料を作らないと他社に案件を取られちゃうよ!」
「なんでこんなに仕事が遅いの?」
彼女は歯を食いしばって何度も泣きながら
時には徹夜をしながら提案をいたしました。

それから数日後、先方の取締役の方から
「是非このプロジェクトは御社でお願いします」
という旨のご連絡をいただき、その夜打ち上げをする事になりました。
そこで彼女に初めてメールの事を打ち明けました。

彼女はそんな事があったとは露知らず、また泣いてしまいました。
ただそれまでの仕事が決まらない涙や怒られて流す悔し涙とは違いました。

彼女は数年後、それまでの会社の規模では考えられないような規模の
ビッグプロジェクトを手がける事になります。
経営陣が大きな案件だから無理だとあきらめるように諌める中、
彼女はどうしてもやりたいと訴え、提案にこぎつけ、
見事に受注をする事になりました。

そんな人間同士がぶつかり合ってドラマが始まるような
仕事をしたいと思っています。
それは映画やドラマのようなフィクションなんかよりも
実際の仕事の方がもっともっと面白いと信じているからです。

物事はドットが集まってできています。
キレイに見える写真も絵も感動する映画もすべて「点」でできています。
そんな点が結びついて化学反応を起こして形になっていきます。

「この人とこの人が組んだらどんな仕事ができるだろう?」
「この人とこの人が付き合ったらどんな関係性になるだろう?」

そんなわくわくドキドキするような人と人との結びつきや
仕事でのぶつかり合いを起こすのがテントテンの目的です。