株式会社テントテン 社員インタビュー
第3弾:大竹彩依子 ─ スピードとクオリティを同時に叶える現場力と、未来の仲間へ伝えたいこと

──大竹さんが、仕事で最も大切にしている価値観は何ですか?
大竹:
「スピードとクオリティの共存」です。これは私にとって絶対に外せないテーマです。お客様から「テントテンさんは早いのに、ちゃんと質も高い」と言っていただくことがありますが、それは偶然ではなく、日々の現場での積み重ねから生まれるものです。
スピードを優先すればクオリティが下がり、クオリティを優先すればスピードが犠牲になる…これは多くの現場でありがちなジレンマです。でも、テントテンではこの両方を成り立たせる仕組みがあります。そして私は、その仕組みを最大限に活かしながら、自分なりの工夫を加えて日々の案件に臨んでいます。
──スピードを実現するための具体的な工夫はありますか?
大竹:
まず、お客様からの要望や情報は「一人で抱えない」ことです。ヒアリングや現場で得た情報は、その場でSlackや社内共有ツールに流します。ほんの数時間遅れるだけで、後の工程に影響が出ることがあるからです。
例えば、ある案件で「会議室の壁紙を変えたい」という要望を朝にいただきました。すぐに社内チャットに投げたところ、デザイナーが午前中のうちに3パターンの代替案を用意し、営業担当が午後にはお客様に提案。その日のうちに決定と発注まで進められました。この“即時対応”は、お客様にとっても安心感につながります。
──早さだけを追うと質が落ちるリスクは?
大竹:
あります。だからこそ、最初の方向性決めを徹底的に行います。ここがブレてしまうと、修正の往復が増え、結果的に時間も質も失います。
私はヒアリングのとき、「この色が好き」という表面的な要望だけでなく、「なぜその色が好きなのか」まで聞くようにしています。そこに理由があれば、別案を出す際もお客様の好みから外れない提案ができます。
──案件の進行スピードを保つための流れを具体的に教えてください。
大竹:
例えばある移転案件では…
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Day1(午前):お客様からの相談を受けて即日ヒアリング日を設定
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Day2:現地調査と同時に要望を聞く
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Day3〜4:初回レイアウト案作成&社内レビュー
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Day5(午前):お客様に初案提示 → その場でフィードバック
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Day5(午後):修正版作成スタート
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Day7:修正版提出&方向性確定
このように、最初の1週間で「芯」を固めます。この芯が決まれば、その後の設計や施工も迷わず進められます。
──同時に複数案件を進行することも多いですよね?
大竹:
はい。その場合は優先順位がカギです。単純に納期が近い順ではなく、「今止まると他工程に影響が出るもの」を最優先します。
経験を重ねると、この判断が直感的にできるようになります。新人の頃は全部を同時に進めようとしてパンクしそうになったこともありましたが、今では冷静に順番を付けられるようになりました。
──テントテンのチームワークを象徴する出来事はありますか?
大竹:
印象的だったのは、施工中に「床材が在庫切れ」という連絡を受けた時です。普通なら納期が遅れる可能性が高い状況でしたが、その場で全員が動きました。デザイナーが代替案を作成、営業がお客様に状況を説明、私が現場との調整を進め…結果、その日のうちに全員が納得できる案にたどり着けました。役割を越えて動ける文化は、テントテンならではだと思います。
──逆に、うまくいかなかった経験から学んだことは?
大竹:
以前、私が情報共有を遅らせたせいで、施工直前に仕様変更が入り、現場が大きく混乱したことがありました。そこから「情報は1分でも早く」を徹底しています。スピードとクオリティは、実は情報伝達の早さで決まるんです。
──細部へのこだわりは、どのように仕事に活きていますか?
大竹:
オフィスは全体の雰囲気も大事ですが、使い勝手や快適さは細部に宿ります。椅子の高さ、コンセントの位置、照明の色温度、壁と床の色の組み合わせ…。そういった細かい要素が、日々の働きやすさを左右します。お客様が気づかない部分にまで配慮できるかどうかが、最後の満足度を決めると思っています。
──柔軟な働き方は、大竹さんの仕事にどんな影響を与えていますか?
大竹:
私にとっては大きなプラスです。オンオフの切り替えがしやすく、休日には展示会や建築物巡りなど、自分のインプットの時間をしっかり取れます。その蓄えが、案件での提案の幅を広げてくれています。
──未来の仲間には、どんな力を求めますか?
大竹:
私は、変化を前向きに受け入れて楽しめる人と働きたいです。現場では必ず想定外が起こります。そのときに「じゃあこうしよう」と切り替えられる人は、成長が早いです。
もう一つは細部への目配り。椅子の座り心地やコンセントの配置、色の組み合わせ…。小さく見えることが、実は大きな違いを生みます。柔軟さと細やかさ、この二つがあればテントテンの現場で必ず活躍できます。
──入社初期のアドバイスはありますか?
大竹:
最初の1〜3か月は、とにかく現場に足を運び、先輩の会話をそばで聞くことです。本やマニュアルでは学べない“空気”を感じ取るのが一番の近道です。
──挫折しそうなときは?
大竹:
私も何度もあります。そんなときは、自分が手がけたオフィスの写真を見返します。完成時のお客様の笑顔を思い出すと「またやろう」と思えるんです。そして、遠慮なく相談すること。テントテンは、頑張っている人を放っておかない会社です。
──最後に、未来の仲間へのメッセージをお願いします。
大竹:
オフィスデザインは、人の働き方や会社の文化を変える力があります。正解が一つではないからこそ、アイデアを試し、形にする面白さがある。失敗しても大丈夫。それを一緒に乗り越えてくれる仲間がここにはいます。挑戦を楽しめる人、一緒に働きましょう。
完
