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【オルガテック2023】

2023年5月25日Category : office 未分類
【オルガテック2023】

4月26日〜28日の3日間に渡り東京ビックサイトで開催された日本・アジアで唯一のオフィス・施設用家具の見本市【オルガテック東京2023】。
世界から120以上のブランドが集まるオルガテック東京は1953年にドイツ・ケルンで始まった【オルガテック】の国外展として1年に一度開催されています。
以下では、いくつかのブースを取り上げ、最新のオフィスのトレンドについて考察します。

<オフィストレンド2023>

[カリモク家具]
自宅用家具のイメージが強いカリモク家具ですが、カリモク家具ならではの滑らかで気持ちのよい木の手触りをそのままに様々なデザイナーや企業とのコラボレーションしたオフィス家具を展開しています。今回のオルガテック東京2023では国産未利用材を使用した昇降デスクや「ZAHA HADID DESIG」とのコラボレーションプロジェクトで国内初披露の塗装色などプロダクトデザイナーの小宮洋氏のディレクションのもと木目を生かしつつモダンでどのようなインテリアにも合わせやすいデザインの什器を展示していました。

[川島織物セルコン]
普段オフィスをデザインをする際によくお取引させていただいてる川島織物セルコンですが、今回はファブリックをメインにした「テクスチャーから考えるオフィスの装い」をテーマにアースカラーの床材やアートワークが展示されたブースになっています。また、循環型リサイクル素材を積極的に取り入れたタイルカーペットや床置きビニル床タイルを展示しており、そういった床材や吸音効果のあるファブリック製のパーティションやアートワークを取り入れることで地球環境とオフィス環境の双方を意識したオフィス空間の提案がされていました。

[ACTUS]
こちらも先ほど紹介したカリモク家具同様ライフスタイルストアの印象が強いACTUSですが、これまでの事業で培ったノウハウをもとにオフィス事業に本格参入したそうです。今回のブースではACTUSが世界から注目を集める日本人デザイナーの倉本仁氏と北海道の家具メーカー「カンディハウス」、「コクヨ」の協力の協力の元、2022年に製作された「FOUR」というワーキングチェアを展示していました。無垢の木材を使用した滑らかな手触りの背もたれとアームレストにアルミニウムとレザーという異なったマテリアルを合わせたデザインで在宅ワークの際に食事にも使えてダイニングチェアとしても使用できるワーキングチェアというコンセプトで作成されています。

今回挙げたブースはオルガテック東京2023に出展している数あるブースの中の一部ですが、ほとんどのブースに共通して言えるのは環境に配慮し、木などの自然素材やファブリックをメインにした心地よいオフィス空間を意識しているといったことでしょうか。
コロナ禍で在宅ワークを取り入れた結果、在宅ワークのメリットとオフィスワークのメリットを融合させ、自宅にいるような気分でデスクワークやコミュニケーションをとることが可能な温かみがあるオフィスデザインが最新のトレンドであるように感じました。オフィス空間とライフスタイル空間の垣根がだんだんなくなってきているのかもしれません。

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