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【プレゼンテーションは簡潔さが大切】

2023年5月25日Category : office
【プレゼンテーションは簡潔さが大切】

プレゼンテーションにおける失敗は多くの場合、情報が少なすぎる場合ではなく、多すぎる場合です。 あるポイントにおいて話し手が知っている情報やトレンドを1から10まで全てを話そうとすることは 与えられた時間内に適切な配分することを阻害してしまい、逆に評価を下げてしまいます。 心に残るプレゼンテーションは何時間も使って聞かせるプレゼンテーションではありません。

【Appleのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションにも簡潔さを】

「iPhone」を発表したAppleのスティーブジョブズ ジョブズのサプライズ発表は、史上最高のプレゼンの1つとして語り継がれている。

iPhoneのプレゼンがすぐにバイブルとなったのには3つの理由がある。「3の法則」を使うスティーブ・ジョブズは、コミュニケーション理論における重要な概念である「3の法則」を理解していた。この法則はシンプルだ。

人は3つのポイント、あるいは3つのメッセージからなるリストならかなり簡単に思い出すことができるというものだ。リストが長くなるにつれて、人はリスト全体を思い出すことが難しくなる。3つというのは、まさにマジックナンバーなのだ。そこで、ジョブズは3つの新製品を発表した。

1つ目は、「ワイドスクリーンのiPod」で、タッチ操作ができる。

2つ目は「画期的な携帯電話だ」とジョブズは続けた。

そして3つ目は「画期的なインターネット通信機器だ」と語った。

さらに強調するために、ジョブズは3つの製品のリストを3回繰り返します。つまり3つ。タッチ操作のできるワイドスクリーンのiPod、革命的な携帯電話、そして画期的なインターネット通信機器だ。iPod、携帯電話、インターネット通信機器、次に起こったことは、純粋にプレゼンテーションの天才だった。 ジョブズは、プレゼンを3つのパートに分けたり、製品のメリットや特徴を3つ取り上げることがよくあった。そのためジョブズが3つの新しいデバイスを紹介して聴衆をからかうのは珍しいことではなかった。

しかし、卓越したコミュニケーション能力の持ち主であるジョブズは、「パターンを崩すこと」が確実に注目を集めることも知っていた。人間の脳は、新しく驚くべきき「斬新さ」を無視できない。そして、観客が期待しているパターンを崩すことが、斬新なプレゼンの例となる。ジョブズは、新しいデバイスのリストを何度も繰り返した後、そのパターンを破って、

「iPod、携帯電話。わかった? これは3つのデバイスではない。これは、1つのデバイスだ。そして、我々はそれをiPhoneと呼んでいる」とジョブズはついに明かした。まったく新しい製品を目にして興奮したのと、その演技に感銘を受けたのとで、会場は歓声に包まれた。3つのデバイスを目にするのに驚きはなかったが、これまでのパターンが崩れたことに聴衆はより興奮したようだ。

ジョブズのiPhone発表会のリハーサルに参加したアップルの元幹部たちは、ジョブズはただスライドを見直すだけではなかった。ジョブズはまるで、俳優が舞台の準備をするようにプレゼンの練習をしたそうだ。文言の言い回しから、手振りを交えての要点の強調まで、あらゆる角度から何日もかけてリハーサルを行った。記憶に残るビジネスのプレゼンには創造力が必要だが、それだけの価値がある。ジョブズがプレゼンを簡単にこなせるのは、プレゼンを素晴らしいものにするための努力を惜しまなかったからなのだ。

【リンカーンの伝説的な演説にもいろんな施策】

「人民の人民による人民のための政治」という言葉を初めて使ったリンカーン エイブラハム・リンカーンは演説の中で、米国のための「自由の新たな誕生」に言及した。 演説は 1863年 11 月 19 日、ゲティスバーグ国立戦没者墓地の開所式で行われた。全体でわずか 2 分ほどの演説でした。 ただこの演説は最も偉大な演説のうちの一つとして数えられています。

この演説はゲティスバーグ国立戦没者墓地の奉献式で戦没者に賛辞を送るために予定されたのでした。当時は戦没者に対する演説は数時間行われることが習慣であり、2分で終わってしまったリンカーンの演説はカメラマンの準備が間に合わせずほとんど写真も残っていないという逸話が残っています。 この時も2時間のイベントで他の人の演説が伸びてしまったために2分間という短い時間になってしまい、それがより伝えたいメッセージが明確になり、伝説の演説になっていくことになります。

この演説も現代に伝わるプレゼンの極意みたいなものを踏襲しており、まず「現状の認識」としての国家の歴史的意義、戦争の現状、式典の目的が述べられており、次に現在のままでは実現しないような未来像を指し示します。最後に行動への誘いが述べられます。ここでは戦没者の死を無駄にしないことを決意し、「人民の人民による人民のための政治」をこの地上から絶やさないとことを固く誓うと結びます。

簡潔なメッセージのプレゼンは多く話すことより困難なミッションになります。言葉が足りないと伝わらないですし、使う言葉が陳腐ですとコンセプトが非常に浅はかに感じられます。短く簡潔に端的な言葉で表現することは一度全て言葉を出し尽くし、それらから不要な言葉や骨子だけを抽出して短くしていきます。

10分のプレゼンであれば1時間話す準備と練習をして、本番に臨むというのが重要なメッセージを伝えることができるポテンシャルにつながると先人が教えてくれています。

我々テントテンではオフィスデザインのプレゼンテーションにおいて、以上から下記のポイントが重要だと考えております。

1:コンセプトの明確化
まずは、コンセプトを明確にすることが大切です。プレゼンテーションの前に、デザインの方向性やコンセプトについてしっかりと考え、まとめてご提案いたします。

2:視覚的な表現
オフィスデザインは、視覚的な表現が非常に重要です。イメージ図や3Dビジュアル、レンダリング画像などを用いて、デザインのイメージを具体的に表現することを意識します。

3:色彩や素材の説明
デザインに使われる色彩や素材についても、プレゼンテーションで説明することが重要です。色や素材の選定には、空間の雰囲気や目的に応じて慎重に検討する必要があります。

4:実現可能性の説明
デザインが実現可能かどうかについても、プレゼンテーションで説明することが必要です。費用や工期、施工上の制約などについても明確に説明して、理解をいただくことに努めております。

5:ビジュアルの演出
プレゼンテーションのビジュアルには、工夫が必要です。美しいイメージ図や3Dビジュアル、レンダリング画像を使用するだけでなく、映像や音楽、スライドの効果などを利用して、視聴者の興味を引く演出をすることも重要だと考えます。

6:相手のニーズを把握する
最後に、相手のニーズを把握することが重要です。プレゼンテーションには、どのような視点で見るかによって評価が変わってくるため、相手の視点に立ってプレゼンテーションをすることが最重要事項と認識しております。

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